幼少 【その4】 | *゚。*。゚*+―+*誰かに聞いてもらいたくて*+―+*゚。*

幼少 【その4】

2人だけの時間。
同じ部屋なのに 違う空気が流れてます。
聞こえてくるのは 外で遊んでいる子供達の声。
窓の下の国道を走る車の音。
 兄とアタシの笑い声。

たまたま2人になるのか、兄がそうしているのか
 母は、弟と妹を連れて買い物がてら公園へ
 父と叔母は、仕事
 兄・・・?なんで平日なのに居たのでしょう。
わからなかったけど、
こんなときは、本当の兄の顔をしていました。
やさしい目で見つめてくれて 心から笑ってくれて。

 アタシは他の子よりも体が大きめなので、重かったのでしょう
もう、両親には だっこはして貰えなかったけど。
兄は、何度も抱き上げてくれたり、
膝の上に座らせてくれたり。
お馬さんごっこもしてくれたなぁ。
 そうした甘え方は、父には出来なかったけど
兄には 甘えられました。その頃は。

 どこでどう歯車が狂ってしまったのか
いや、歯車は最初から決まっていたのか

    2人の関係に変化が見え隠れ。


           つづく