幼少 【その3】 | *゚。*。゚*+―+*誰かに聞いてもらいたくて*+―+*゚。*

幼少 【その3】

 母は、血の繋がりがない息子でも
我が子と同じ様に接していた様に思いますが。
兄にしてみたら、やはり何かが違っていたのかもしれません。
子供心にも 空気を感じ取る事が出来ました。 
 中学生男子 と言う年齢もあったのかな
必要な事意外は、母とは話す事をしませんでした。
 父に対しては 毎晩の流血関係ですから
いつも、おどおどした感じで 目を合わせる事すらしなかった様に思います。

 兄が自分から会話をするのは、アタシだけでした。

あ、暗い家族の印象でしょうか?
そうでもなかったんですよ? 
6歳 3歳 赤ちゃん が居る訳ですから
6畳2間と小さな台所の町営住宅の一室はとても賑やかでしたよ。
人間がひしめき合ってる感じですね。
叔母(母の妹)も同居してたので、7人家族です。
 丸いちゃぶ台を囲んで7人が同時に食事する訳ですから
静かな筈がないですけどね。

 けれども、どうした事か 7人も居るのに、
兄と2人だけになる機会が多々ありまして
男の子の遊びが好きなアタシ相手に、兄は本気で遊んでくれました。
 アタシも そんな兄が大好きでした。

   つづく